日本企業の停滞は、40-60歳の管理職・経営層のせいだと思う。(極論)

世代論は、完全に信じていないけれど、
最近、局長やら執行役員やら専務やらと会話する機会がでてきて。
彼らの経験値に基づく引き出しはすばらしい。
一方で、それはあくまでも「過去」のことでしかない。
彼らの論理は、いつの時代も「本質は変わらない」というもの。
個人的には、そこが捻じれていると思う。
圧倒的なスピードで、人の価値観や幸福の価値観、
そういった類の本質が変容している、というのが実質だと肌で感じる。

その点における、オッサンたちと現場、の距離感・肌間の違いは、
ゆくゆく致命的になってくると思う。(というか、もうなっている気がする。)

朝日新聞の声欄。千葉県に住む20代のベトナム人留学生。

タイトル「日本人の幸福って何なの?」。

私は日本に来るまで、日本は立派で偉大な国だと思っていた。
来日当初も、街の発展ぶりや人々の生活の豊かさを見て、私の国ベトナムとの差は大きいと感じた。
きっと日本人は自分の国に誇りを持ち、幸せだと感じているのだろうと思っていた。

しかし、来日から10カ月が過ぎた今、実はそうではないように感じる。

日本は、世界でも自殺率が高い国の一つだという。電車の中では、睡眠不足で疲れた顔をよく見る。
日本人はあまり笑っていないし、いつも何か心配事があるような顔をしている。

日本人は勤勉で、一生懸命働いて今の日本を建設した。
でも、会社や組織への貢献ばかり考え、自分の成果を自分が享受することを忘れていると思う。
ベトナムはまだ貧乏な国だが、困難でも楽観的に暮らし、めったに自殺を考えない。

経済的豊かさは幸福につながるとは限らない。日本人は何のために頑張っているのか。幸福とは何なのか。
日本人自身で答えを探した方がいいと思う。