広告代理店から愛を込めて

心筋梗塞になった40歳広告代理店の人のブログ

コトバの奥底。

友人に誘われ、かの有名なJAZZの聖地(?)
【BLUE NOTE】に行った。
BLUE NOTE TOKYO

んで、incognitoインコグニート)という、
acid jazzの結構な古参バンドの生ライブを鑑賞。
(超うけうり)
Incognito | インコグニート - UNIVERSAL MUSIC JAPAN

何がスゴイって、
この迫力のバンドが、前方20メートルもないところにいて、
観客も数百名程度。
食事をしながら、時にはスタンディングで踊りながら、楽しめる。
なんて贅沢。
まあ、歌詞何言ってるのか、90%ぐらいは意味不明なのですが。。。

ミュージシャンの人の話を聞いていて、結構よく驚くのが、
その「オープンなマインド」である。
このバンドのリーダーの人が、こう言った。


「このgrooveのもとでは、国籍など関係がありません。
人生を愉しむことに、肌の色など関係ないのですから。」
(超意訳)


そもそも、バンドメンバー自体、超インターナショナル。
モーリシャストリニダードトバコ/イングランド
スコットランド/ジャマイカ/フランス・・・等など。

こんな多種多様な人たちが、1つの創作を行っているのだから、
上記彼らのセリフも、ちょっと信じたくなる。
一見すると、当たり前に思うハナシではあるのだけれど、
これを「口で言う」というのは、
意外と勇気がいることだと思っている。


「音楽は世界共通です。」


これもまた、結構聞き飽きたセリフかもしれない。


「そりゃそうだ。」


これもんである。


でも、こんなコトバを発することができる、
その人のバックグラウンド。
コトバの奥底にある経験/体験に敬意を感じる。
それは、そう感じるべくして感じた、深い経験に縁るはずだから。


最近、

  • ヒトが「語る」ということに、すごく敬意を感じたりする。

と、同時に、

  • 自分が「語る」ことに、結構恐怖を感じたりする。


ヒトが語るその言葉の、「薄さ/厚さ」みたいなのを、
推し量るようになってきて、逆に、

  • 自分のコトバに、芯は通ってるのか。
  • 自分のコトバは、相手に響いているのか。


経験に裏打ちされないコトバは、きっと薄っぺらい。
そうだ。
自分のコトバの「厚み」の有無に、
恐怖を覚えているのかも。


「考えた以上のことは、話せない。」


こういった、局長の言葉がすごく重かったりするのです。笑