広告代理店から愛を込めて

心筋梗塞になった40歳広告代理店の人のブログ

ケータイコミック


ひじょーに興味深し。

ある編集さんから聞いて仰天したんですが、オッサン向けのちょっとエッチなマンガ、
たとえば国友やすゆきさんの作品だとか、
柳沢きみおさんの『特命係長・只野仁』なんてのが隠れたベストセラーになっているとか。
『只野仁』なんてダウンロードの売り上げだけで
柳沢さんにすでにン千万円の収益が入ってるそうですよ。


それで、そういうオジサン向けHコミックをダウンロードしている層というのが、
20代のOLが中心だというからビックリです。


携帯配信のダウンロードデータそのものは俺はまだ見たことないんですが、
データはすでに各出版社で研究されていて、
見た人によると深夜12時から1時の間のダウンロードがピークみたいですね。
若いOLさんが、深夜密かに布団の中で『特命係長・只野仁』をダウンロードして読みながら寝るみたい。
俺は只野仁はダウンロードしてないんですが、エッチ系のレディースコミックは落としてみたことがあります。
読んでなかったから知らなかったんですけど、
最近の携帯コミックってエッチなシーンになるとバイブレーター機能がオンになったりするのね。
それだけで、深夜に女性のダウンロードが殺到している意味が、なんとなくわかるような気がしました。


普段買ってまでマンガを読まない層というのが実は大勢いて、
それが携帯コミックが出たことで、初めて「読んでみようかな」という気になったのかもしれない。
携帯なら片手で操作できるし、光るから暗い部屋で寝っ転がって、布団の中でも読める。
普段から女性向け男性向けを問わず、マンガそのものをあまり読まないので、
オッサン向けの『只野仁』でも別によかったのではないか。
『只野仁』はテレビドラマにもなったから、タイトルは知っていたということもあるでしょう。


その話を聞いて思ったのは、
世の中には、「マンガ(雑誌・本)を読まない人」というのが驚くくらい存在するということなのではないかと。
コンビニや本屋さんで「マンガを買う」という行為は、
実は世間のパーセンテージで言うと少数派だったのではないか。
このことは、マニアックなマンガ読者や、マンガ家を含めた業界関係者は、意外と気がついてない気がします。

携帯コミックって読んでます?: たけくまメモ