いつもの商店街の、
いつものおハゲな美容師さんのいる美容院に、
おハゲな若者は通っています。
そのおハゲでちょっとマッチョな美容師のおっちゃんは、
ちょっとカッコイイ。
最近、「続・3丁目の夕日」を観たという彼は、
あの映画があまり好きでないという。
「懐古主義的すぎる」というのだ。
たしかに、
今の日本にないモノを小突いて、
古き良き日本にあったものを懐かしみ肯定している。
そういう意味で、極めて「年配」のかたよりの映画だ。
美容師のおっちゃん曰く、
「年寄りも、若者も、みな等しく感動するようなものが
最近は少ないんですよね」と。
「みんなが感動できるものが創れたら、
最高にクリエイティブだと思いますよ」と。
「続・3丁目の夕日」が、若者に受容されていないかというと、
そうでもないのだけれど。
とてもステキな見方だ。
今「ナイ」ものを、過去に見出す、というマイナス発想ではない、
ポジティブな発想にココロ惹かれる自分がいたのである。