ハイボール。


ハイボールがそれなりにはやっている。
サントリー角瓶は、対前年比113%らしい。


コミュニケーション設計自体をきちんと深堀ると面倒なのでwwざっくりなんとなく感じてること。


マーケティングターゲットとコミュニケーションターゲットを明確にしてる。
○ブランドとターゲットの接点を最大限活かしてる。
○‘開墾’‘種まき’‘ドライブ’、それぞれのフェーズをきちんとシナリオにしてる。


とこんな感じかしら。
たぶん、Webベースでのスピーディかつチャレンジングなコミュニケーションを起点にして、
(すごいハイボールの作り方、とか、もろもろの活動)
そこから抽出した要素を、プロダクト構成、チャネル戦略、などで活かしてる。



注目したいのはハイボールがどんな風に生活者に受け入れられてるのか、という点。



すごく直観的なんだけど、「チューハイ・サワー代替」な感じがしている。
先輩は違う意見で、「焼酎ユーザーじゃね?」と言っていたけれど、
個人的には、焼酎ユーザーが「割ったウイスキー」なんか飲む感じがしない。


要は「アフタービール」の選択肢の1つに割って入った気がする。
そう考えると、「チューハイ・サワー代替」のがピンとくる。個人的には。
(でも氷結とか伸びてたりすんだけどな・・)


メディアでは、20〜30代の需要っていわれてるけど、「Around 35」の方が近い感じがする。
「安さ」「炭酸」「ジョッキ」「ウイスキーならではの艶っぽさ」といった要素、
さらに「チューハイ・サワー」に飽きがきている、ご時世が追い風になった、という仮説。
ウイスキーって実は懐が深い酒なのよ、という想い。ゆえ。


おそらく、今後のサントリーの課題は1つだ。


「体験値として拡散・蓄積したウイスキー体験を、いかに自身のウイスキー事業にフィードバックさせるか」


上記に書いた仮説がまあ外れてはいないとすると、
おそらくこの‘ハイボール熱’に乗ったのは、ステレオタイプウイスキーユーザーじゃない。
既存ウイスキーユーザーは、固定的なウイスキー文化に誇りをもっているし、酔いしれている。あるいはすごく即物的な志向を持つ。
なので、ハイボールなんかには乗らないはず。但し、超がつくウイスキーヘビーユーザーは除く。(ほぼ飲んべえ)


つまり、ある意味奇跡的な新規開拓に成功したのだけれど、
問題は‘ハイボール熱’に乗った生活者にとって、ハイボール自体が、「ウイスキーとしての知覚」が薄いだろう点。
つまり、「低アルの新提案」くらいにしか見えてないだろう点。(超仮説)
ウイスキーであることは認識はしてるんだけれど、意識はしてない気がするんだよなー。
とすると、そういう人たちを「オールド」「山崎」に引き上げるのは結構キツそう。


CMで描かれてる小雪が、郷愁ただようような禁断の歓びくさい、不倫くさいおねいさんから、(島耕作的)
ちょっと年上のほっとけない、スキのある、ついていきたいきれいなおねいさん、になった点が結構気になる。

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ここは、「ウイスキーならではの艶っぽさ」を上手に現代的にチューニングした気がしていて、
ここになんかしら突破口はないかしら。とも思う。