広告代理店から愛を込めて

心筋梗塞になった40歳広告代理店の人のブログ

思い出症候群。


・カラオケに行けば、10代の頃に流行った歌を選ぶ
・同世代の友人と合えば、中高/学生の頃の話でもりあがっちゃう。



一見すると、中高年のおじさん、おばさんの行動のようだけれど、
これは最近の20代の行動らしい。


カラオケに行ったら、他の人がつまらなくならないようにと、
「共通」の歌を必ず選ぶ。
飲み会で会えば、最近の近況も話すけれど、
学生時代の思い出話が、「共通」で盛り上がりやすい。


Webで未来の自分(=今の中高年)のリアルが見えすぎている状況下で、
未来の話ではなくて、既に昔の話しで盛り上がっている若者の姿が、
どうやらあるあらしい。


これを40代の先輩に話すと、「なんかちょっと悲しいね」っていう反応だった。
でも、きっと違うんだろうと思う。
これは、彼らなりの「適応力」なんだと思う。





いまの20代は、どの世代よりも、空気を敏感に感じる世代だ。
空気読みの能力は、どの世代よりも優れていると、最近感じる。

年配の方が、最近の若者は社会適合力がない。
と言うのは、いわゆる今の社会のなんとなくの「当たり前」、を知らないだけだ。
知らないので、そこに適応がまだできていないだけだ。


そして、「自分、オジサンたちとズレてるな。」というのは、若者はきっと感じている。
その上で、その「オジサン達の常識」に、合わせる必要性がないな、
と、うっすら感じているんじゃないだろうか。


個人的には、新しい20代の、
そういう特殊能力に、すごく期待感があるし、
自分にないものを生み出してくれるんじゃないかと、ワクワクするくらいだ。


芸能界には、そういう類の人がちらほら出てる気がする。
きゃりーぱみゅぱみゅとか。
吉高由里子とか。
春風ちゃんとか(10代だけど)


新風は、意外と早くふくかもしれない。


空気を読める人は、確実に増えている。
じゃあ、空気を変えれる人は、どうだろう?

彼らは、きっとなってくれるんじゃないだろうか。
自分もなれるようにがんばらにゃあかんのだ。