そう思うのは社会的な理由もある。
オレは前によく、今は人間が接触していない時代、
コンビニでもどこでも接触はなく、
そういった風潮も通り魔を生む要因の一つだと書いてきた
（つまりコミュニケーションの方法を知らない人間が
自分はこんなに孤独だと刃物で訴えていると平たく言うとこうなるが、
詳しくは昔のブログを読み返してみよう）。
今、お笑いのライブやコンサートや芝居は、前よりお客が入っているそうだ。
不景気なのに、だ。
オレが思うに、大勢で同時に笑ったり、手拍子したり盛り上がったり、
そういったことに金と時間を惜しまない人は確実に増えている。
これは、生でエンターテイメントを見ることの楽しさだけが理由ではない。
人間が人間を求めているのだと思う。
人に飢えている時代だ。
人の笑い声に飢え、人の笑顔に飢え、
また、一つのテーマ（あるミュージシャンのファンとか）で集まる人たちとなら、
電車で肩がぶつかっても謝らない人同士とは違って温かくわかりあえる
（ちょっと気持ち悪い言い方だが）という共通認識を求めている。
仕事帰りにコンビニに寄り、
一人でパソコンに向かう日々から脱却したい願望が、
今は誰でも少しあるのではないか。
