徒然草を訳しているサイトを見つけた。
古文のお作法など、もうまったく覚えてないので、意外と面白い。
何事も入りたゝぬさましたるぞよき。よき人は、知りたる事とて、さのみ知り顔にやは言ふ。
片田舎よりさし出でたる人こそ、万の道に心得たるよしのさしいらへはすれ。
されば、世に恥づかしきかたもあれど、自らもいみじと思へる気色、かたくななり。よくわきまへたる道には、必ず口重く、問はぬ限りは言はぬこそ、いみじけれ。
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どんなことに関しても素人のふりをしているのが良い。
知識人であれば、よく知っていることだといってもむやみに得意顔で話し出すだろうか?
郊外から京都に上京した人は、すべてのことにおいて、いろいろなことを知っているようなふりをしたりする。
なので、聞いているこっちのほうが恥ずかしくなってしまうこともあるが、
彼らは、自分のことを「偉い」と思っているから、たちが悪い。
よく知っている世界については、用心して、あまり語らず、
相手から何か質問されない限り何も言わないにこしたことはない。
http://www.tsurezuregusa.com/contents/79.html
この手の人物評って、この時代から何も変わらないのね。
たぶん、今でもそう。
そして、たぶんウイスキーは、こんな風に見られてるんじゃないのかなあ。
憶測だけれど。
そう考えると、サントリーの角瓶×ハイボールを中心としたウイスキーコミュニケーションは、
素晴らしいと思ふ。
(CMは除く。)
BTLで、ひたする料飲店への提案を続け、(たぶん。)
料飲店のトンマナにあったポスターを多種つくり、
ユーザーへイベントなどでフツーの人/ブロガーに働きかけ、
ハイボール専用サーバー/専用グラスまでつくり、
実に「結構なお手前」なのである。
一時は一部のαブロガーとかでしか見られなかったハイボール関連のエントリーが、
最近いろんなところで見る。
地道な努力の賜物だ。
かたやニッカウヰスキーは、非常に良いモノをもってるのだけれど、
何か活かしきれていない印象をうける。
それは、徒然草で記述されている人物評に近いような気がするのです。