広告代理店から愛を込めて

心筋梗塞になった40歳広告代理店の人のブログ

満足顔。


自治体が、公園/団地のスペースなどに、
モスキートブザーなるものをつけたらしい。
なにやら、若者にしか聞こえない高周波の不快音が流れるらしく、
たむろする若者や、軽犯罪を犯す若者への防犯対策として設置したと。


結果は、目に見えて上がっていて、
ちゃんと防犯結果が数字としてあがっている。


そのことを、朝のニュース番組で満足げに語るオトナを見た時に、
ああこれは「排除」だ。と思った。


正しい数字なのかはしらないけれど、
「若者の犯罪が増加している」という言説は、
実は全体の中でみたらそんなことはなくて、
実際は成人以上の犯罪の方が圧倒的に多いそうだ。
ただ単に、若者の犯罪がトレンディに取り上げられやすいだけ。
つまり、「理解不能な若者」が造り上げられてるだけ、なのである。


オトナにはオトナのルールがある。
けれど、変化を愛せない人は、もう力をもっちゃだめだ。
じゃないと、「変化を排除する」力が増すだけだ。


若者がたむろして、騒音さわぎをするのをヨシとするわけではないけれど、
なにかこう、こういうオトナの余裕のなさが、
若者の拒絶とか、無気力とか、絶望とかを、
ただただ助長するだけのうような気がしてならない。