広告代理店から愛を込めて

心筋梗塞になった40歳広告代理店の人のブログ

行為>発話。

わたしは個人的に、日本航空という会社への政府の支援には強い違和感を持ちます。
理由はいろいろありますが、あまり指摘されないものとして、
「大きな会社は潰れない」と若い人たちに刷り込まれるという事実があるような気がします。

起業&チャレンジ精神を持てとか、安定だけを目指すなとか、
自分にフィットした中小企業があるはずだとか、若者向けのさまざまなメッセージがありますが、
政府による日本航空の救済は、
「どんなに旧態依然としていても大企業のほうがいい」という強いメッセージを発していることになります。
http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/report/report24_1809.html


ホンダのインサイトが、
「めっちゃエコな車ですねん。」(実際は、honda green machineって言ってるけど)
って広告うつよりも、
ハイブリッドカーで150万円以下」というproduct設定をする方が、
「エコを考える会社ホンダ」っていう感じがする。




救済の裏にはいろいろ黒い事情もあるんだろうけど、フツーの人にはどうでもいい話。
若者からしたら、「やっぱ大企業なのね」になるわなあ。


若者に分類される自分が言うとまったく説得力なくなるけれど、
日本の根本的な問題は、「まあいいや」で「なんとなく必死に」生きているオトナ側にあるような気がするのは、最近の感覚。