広告代理店から愛を込めて

心筋梗塞になった40歳広告代理店の人のブログ

無印良品と原研哉。

ほんとにこのおじさんはばけもんだ。

無印良品というのは、
西洋から来た「シンプル」とは違う。
「エンプティ」なんです。

シンプルとエンプティの違いというものが、
世に出ている多くの製品と無印良品の違いなんです。


つまり、無印良品は、
あらゆるファンクションを全部受けとめられることを、
どこかではっきりと意識している。
そこに品質を求めているというのが、おもしろいところだと思います。


何のために、どういうふうに使うかなんて、答えを明示しない。
お客さんが自分の生活の中で、好きなように使えばいい。
それを玄関に置こうが、押入の中に入れようが、
見えるところで使おうが、見えないところで使おうがかまわない。
そういう「自在性」があるということです。


(中略)


OSというのはオペレーション・システムのことですが、
無印良品は、人の生活をつくっていくための「生活OS」にならなきゃならない。
家を供給するのではなくて、タオルを供給するのでもなくて、
暮らしの知恵を総合的に供給するような、暮らしのシンクタンクのような存在です。
http://www.muji.net/lab/report/100203/03.html